春を目前に悶々と
東京、川崎、横浜と、自家用車の要らない生活をずっと送ってきたのですが、
ここ千葉の一宮で農業研修を始めてからは、当然、車社会です。
毎日の通勤、その他買い物など、毎日のように軽トラか自家用車に乗っています。
移動手段が車に変わったことによって大きく変わったことの一つは、
ラジオを聴くようになったということです。
朝の出勤時はBayFMのパワーベイモーニング
夜の帰宅時は、時間帯にもよるけど東京FMのスカイロケットカンパニーなど。
リスナーとの双方向性、距離がテレビよりも強い点が面白いと感じています。
上記以外にもお気に入りの番組がありまして、放送時間中には聞けないため
Podcastに落とすかRadiko のタイムフリー機能を活用して家や移動中に聞いています。
各界のフロントランナー達が自身の活動や考えなどを分かりやすく伝えてくれる番組。
毎回7分前後と、手短かにポイントを講義してくれるあ点が嬉しい
毎週、テーマに沿って、一つの話題や1冊の本について武田鉄矢さんの視点で噛み砕いて
面白おかしく語ってくれる番組。
本のチョイスが自分好みで、読みたいけど読む時間が取れていない本なんかはこの番組で楽しませてもらっています。
スティーブ・ジョブスも愛読していたという「弓と禅」や、
腸内細菌と脳や心理との関連性などに触れた「おしゃべりな腸」などの回がオススメです。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、
畑の野菜とは少し離れた話題を、上記東京FM 未来授業より、
ズーンと頭を殴られ感じがして悶々としてしまったのでここに記しておきたいと思いました。
2/12から2/15まで放送されていた河合雅司さん。
産経新聞社論説委員、大正大学客員教授で、人口問題が専門のジャーナリストだそうです。
「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」という本を書かれた方です。
誰しもいろいろなところで少子高齢化という言葉には触れていて、
日本の人口が減少に転じたというニュースにも触れているんだと思いますが、
自分自身、緊迫感というものは全く感じていないというのが正直なところなのです。
結構大変なことだよな ということは感じていても
やはりはっきりと直面していないことには敏感になりづらい。
放送の中で、河合雅司さんは
人はゆっくりとした変化には気づきにくい、ということ、
それから、喫緊の課題の方が優先的に取り組まれるということが
問題解決がかなりの後手を踏んでいる大きな要因
とおっしゃっていました。
色々と気になるデータもありましたが、最も気になったのは
人口減少により、地方には非居住地域の設定とコンパクト化が必要というお話。
これを聞いて、耕作放棄地なんかも、無理に管理する方向ではなく
場所によっては日本古来の森に戻した方が良いのでは!?と思い、
「森に戻す」というワードでググったら、すでにいくつか試みがあるのですね!
しかも結構近くでも。。。
逆開発 ~アスファルトの駅前を森に戻すローカル線、復活の物語
ゴルフ場跡地を森に還そう 種まき塾(北海道)
一方で、以前にブログで紹介した長野の限界集落、信級。
中高の友人が移住して炭焼き玄米コーヒーを作って子育てしていたり、
人気デザイナーが拠点にしていたりする場所なのですが、
とても美しい。
人の手が適度に入っているからこそ成立するとても美しい環境がそこにはあって、
あんな場所がなくなってしまうのはとても寂しいと感じる自分もいます。
自分にスポットを当てると、
労働人口が減る方向にあるのに、なぜ農業の中でも効率の悪い「有機農業」を目指している!?
という葛藤もありつつ、大きな方向性はブレていない。
やっぱり個々人が自分の場所で輝き続けていけることが何より素晴らしい世界。
いずれにせよ、どこに住もうが、
自分の本業+α
の役割が何か果たせるようになれたら良いなと。
そのためにはやっぱり本業の生産性を高めることがとても重要だと再認識。
まとまらない長文を書いてしまいましたが、
そんなことはつゆ知らず、畑隣接の大家さんの敷地でまた一つ、春の訪れが。
毎年毎年、繰り返され、続いて行くのでしょう。

ふきのとうさん、もう少しこっちに出てきてくれば食べられるのに!笑
〜今日も明日も一歩ずつ、トコトコと良い方向に向かいますように〜